What’s Nikko? ~人手不足を解決「ハマチ加工機」
2024年11月12日 ニッコーブログ
こんにちは!Kです。
今回はハマチ加工機についてお話したいと思います。
以前の記事で、鮭加工機について簡単にご紹介させていただきましたが、今回は鮭ではなく「ハマチ」の加工機についてご紹介いたします!
鮭加工機編の記事はこちら→豊富なラインナップ「鮭加工機」
ハマチ加工の課題と解決策、また弊社機械をご使用いただいているお客様の声もご紹介しております!
3,4分で読める記事にまとめておりますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
ハマチブリ加工工程
まずは、一般的な加工工程をざっくりとご説明いたします!
①水揚げ
漁船やイケスから魚を水揚げします。
②活締め
鮮度保持の為、機械でエラ・脊椎をカットし瞬殺・血抜きをします。
③原料供給
人手でタンクから魚体を持ち上げ供給します。
④頭落とし(ヘッドカット)
手作業の場合は一尾一尾丁寧に頭部をカットします。
⑤尾びれカット
ひれ取り機等で一尾一尾、尾びれを取り除きます。
⑥内臓除去
傷つけないように、一尾一尾丁寧に内臓を取り除きます。
⑦ひれカット
ひれ取り機で一尾一尾ひれを取り除きます。
⑧神経抜き
死後硬直を遅らせます。
⑨殺菌洗浄
オゾン水で魚体をきれいに洗浄します。
⑩冷やし込み
タンクの氷水に入れて魚を冷やします。
⑪フィレ製造
二枚卸や三枚卸にカットします。
フィレの状態または、切身加工をした後、真空包装をして出荷されます。
ハマチブリ加工の課題
課題①:長時間立ちっぱなしで、腰痛や腱鞘炎の危険性
原料供給や、頭や尾ひれのカットなどの各工程の多くは、人手作業で長時間同じ動作の繰り返しや立ちっぱなしの作業により、体への負担が大変大きいです。
課題②:包丁やカット機による怪我の危険性
包丁によって一尾一尾手作業で丁寧に処理する場合はもちろん、バッチ式ヘッドカッターで頭を落とす際にもカット時にはズレないよう、魚を手で持っていなければならない為、怪我の危険性があります。
課題③:人手不足
上記の2つの課題や作業環境などさまざまな理由により労働者は年々減り、深刻な課題となっています。
解決策:自動機の活用
🔳原料供給
現状ではタンクに入っている原料を作業員が次の工程前に供給しています。
3名程度で作業している企業が多いです。
解決策①:原料リフター
原料を入れたタンクを手動スイッチで上昇させ、原料を排出します。
手作業の場合は2名の省人化となり、作業負荷も軽減します。
手作業の場合、3名ほどの人員がかかっていますが、本機を使用する場合作業員は1名!
つまり2名の省人化へと繋がります!
🔳頭落とし(ヘッドカット)、尾びれカット
人手作業の場合、包丁による怪我の危険性に加え、長時間立ちっぱなしの作業により、作業者の体への負担が大きいです。
バッチ式の場合は、カット時に魚がずれないよう、手で押さえておく必要があり、恐怖心が抜けず、危険性もあります。
解決策②:ハマチ・ブリ オートヘッダー テールカット付
レーザーに合わせて魚体を本機ポケットにセットするだけで、自動で頭部と尾をカットします。
これまで、2工程で行っていたヘッドカット作業とテールカット作業が本機1台でできます。
手作業の場合、ヘッドカットに4~6名+尾びれカットに2名の合計6~8名の人員がかかっていますが、本機を使用する場合作業員は2名!
つまり4~6名ほどの省人化へと繋がります!
🔳内臓除去
人手をかけ包丁で一尾一尾内臓を傷つけないように気を付けながら腹を開き作業します。
長時間立ちっぱなしでの作業に加え、包丁を使用する為危険が伴います。
解決策③:ハマチ・ブリ ガッターマシーン
ヘッドカット後のハマチ(ブリ)を投入すると、自動で開腹し内臓・血合いを除去します。
手作業の場合、4~6名の人員がかかっていますが、本機を使用する場合作業員は1名!
つまり3~5名ほどの省人化へと繋がります!
お客様の声
弊社のハマチ加工機をお使いのお客様からの声をご紹介いたします。
「ブリの頭と尻尾を1つの機械で落とせるのは、ニッコーだけだったので即決」
「省人化でき、重筋作業が軽減された」
「安全に作業ができるようになった」
このようにご使用のお客様からご満足の声を頂いております!
おわりに
ハマチ加工現場の課題と解決策についてご理解いただけましたでしょうか!
ハマチ・ブリの加工を行うには、危険作業が伴うことや、長時間立ちっぱなしで同じ作業を繰り返す大変さがあります。これらの課題を解決する為に、弊社機械が少しでもお役に立てますと幸いです。
最後に秋の夕暮れのお写真を!
それではまた~~
↓購買部部長さん撮影