What’s Nikko? ~重筋作業を改善!「段ボール開梱・取出し装置」
2024年6月28日 ニッコーブログ
こんにちは!Kです。
今回は「段ボール開梱・取出し装置」についてお話したいと思います!
タイトルを見て、重筋作業?開梱?とぴんと来ない方もいるかもしれません。
そんな方もぜひこちらの記事を読んで理解を深めていただければ幸いです。
わかりやすくご説明できるように頑張ります!
3,4分で読める記事にまとめておりますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
重筋作業とは?
「重筋作業」と聞くと、「重たいものを持つのかな?」「筋肉を使う作業?」と文字から少し想像ができるかもしれません。
これらはどちらも正解です。
重たい荷物(=重量物)を運ぶことなどの、体力・筋力を使うような身体への負担が大きい作業のことを言います。
労働基準法では重筋作業から作業者の安全を守るために、性別・年齢別に扱うことができる重量物の制限を設けています。
重筋作業の現状
では実際にはどのような重筋作業が行われているのでしょうか。
食品工場の多くでは、原料工程と呼ばれる段階で重筋作業が行われます。
製品を作るのに欠かせない原料ですが、原料の多くは段ボールなどに入っており、パレットと呼ばれる荷物を置く台に積まれた状態で工場に運ばれてきます。
↓パレット上に積まれた段ボールの図
この状態で運ばれてきた原料段ボールをひとつひとつ下ろして、テープをカットし、箱を開ける作業を行います。
この箱を開ける作業の事を「開梱作業(かいこんさぎょう)」といいます。
開梱作業後は箱から原料を取出し、機械などへ投入していきます。
この作業を多い所では1日に何百箱も行われる場合もあるのです。
皆さん想像してみてください。重たい段ボールを運び、開けて、重たい原料を取り出す作業を何百回、何時間も繰り返すことを・・・腰が・・・腕が・・・体が・・・。大変という言葉では収まりきらないですよね。
原料開梱・取出し作業は、なかなか自動化が進んでおらず人手作業である場合が多いというのが現状です。
解決策「段ボール開梱・取出し装置」
これらの重筋作業を改善する為に開発されたのが、「段ボール開梱・取出し装置」です!
先程お話したように「開梱」とは箱や資材で包まれたものを開けることを言います。
つまりこの装置は読んで字のごとく、「段ボールを開けて中身を取り出す装置」です。
段ボール開梱・取出し装置の特長
1 本装置1台で作業完結
原料工程での作業はなかなか自動化が進んでおらず人手作業で行っていることが多いです。本装置は、開梱作業と中身の取出し作業までを1つの装置で完結させ、開けるだけでは終わりません。
2 コンパクト
従来の装置に比べて全長は3分の1以下と非常にコンパクトとなっています。
その為、既に作業を行っていた場所や冷蔵室内など設置場所の検討が柔軟にできます。
3 紙粉が少ない
紙粉とは、段ボールや紙などをカットした際に出る紙くずのことです。本装置では段ボール箱自体ではなくテープをカットする為、従来に比べ紙粉発生が少なくなります。食品工場では衛生管理を徹底しなければならない為、異物混入を防ぐ為にも紙粉の発生はなるべく抑えたいものです。
おわりに
重筋作業や開梱作業の現状、また弊社の「段ボール開梱・取出し装置」の特長について知っていただけましたでしょうか?
重筋作業は本当に負担が大きい作業ですが、こんなに自動化が進んでいる現在でも人手作業で行っているというのは驚きですよね・・・
そんな作業員の方の負担を改善する装置のご紹介でした。
テストも可能ですので、お困りの事がございましたらぜひお気軽にご相談ください!
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた~~