地場水産資源のオリジナル加工機開発のため発足

株式会社ニッコー設立

国際法二百海里漁業専管水域法による経済水域が設定され、全国一の水揚げ量を誇っていた釧路も大打撃を受ける。 「今年獲れた魚は来年も獲れるとは限らない。これからは獲る漁業ではなく、育てる漁業だ。」
この二百海里問題を乗り越えたからこそ、今のニッコーがあるといっても過言ではない。
貸しビルの1室を事務所にし、工場は倉庫を借りて機械を製造した。ホタテ加工機、超微圧スチーマー、ミンク飼育加工プラント、鮭フレーク調味機、自動充填機などを開発した。

株式会社ニッコー設立 株式会社ニッコー設立
本社工場を新設

本社工場を新設

それまでの工場では手狭になったため、釧路市鶴野に事務所と工場を新築した。2年後の1991年には第2工場を竣工した。会社のキャッチフレーズを「技術の結集で明日を拓く」に。

本社工場を新設
ガッターマシン完成

ガッターマシン完成

ニッコーのロングセラー製品である「鮭専用ガッターマシン」完成。財団法人機械振興協会 中小企業向け自動化機械開発賞ほか数々の賞を受賞。同年札幌営業所を開設。
この年から会社のキャッチフレーズを「技術集団」に変更した。

ガッターマシン完成
設立20周年

設立20周年

温泉地にて20周年祝賀会を開催。
国際食品工業展(FOOMA JAPAN)に業界に衝撃を与えた「サケマス切身ロボット プロフェッショナル」で初出展した。
また世界初の「ホタテ貝自動生剥き機 オートシェラー NHS-3600」(現在はNHS-5000)を開発。

設立20周年
新社屋・工場を新築移転

新社屋・工場を新築移転

現在地に社屋・工場を新築移転。来賓、社員家族を招きお披露目・祝賀会を開催。
ホタテ貝自動生剥き機「オートシェラー」が北海道地方発明表彰(財団法人発明協会主催)において北海道通商産業局長賞を受賞。

新社屋・工場を新築移転
東京営業所開設

東京営業所開設

2001年、関東地区の営業を強化のため東京営業所(東京都江戸川区)を開設。現社長が責任者として2名でスタートした。 同年、いくら揉み作業の省力化を目指し開発された「鮭鱒用魚卵セパレーター」と世界初の生魚定貫切り装置「スーパープロフェッショナル」完成。 この装置はニッコーで初めて三次元計測技術を使用し、水産加工機械で初めてロボットを使用するという画期的な装置である。 同機は2005年に「第一回ものづくり日本大賞」で経済産業大臣賞優秀賞を受賞した。

東京営業所開設
設立30周年

設立30周年

「社員が頑張れるのは家族の支えがあってのこと」という社長の想いで、社員家族同伴で温泉に宿泊し記念式典・祝賀会を開催。
同年、経済産業省中小企業庁が刊行している、高度なモノ作り技術により国際競争力を支えている中小製造業の事例集「元気なものづくり企業300社」に選定される。 また翌年の2008年には時代の流れを読む洞察力と高い技術力で水産加工の自動化・機械化を実現し、地場産業や食品工業への貢献を評価され、北海道新聞文化賞(経済部門)を受賞した。

設立30周年
第二工場竣工

第二工場竣工

前年より鮭加工機の大量受注を受け、工場が手狭になったため第二工場を竣工。自社で部品を製作する機械場を全 て新設工場1階へ移設と同時に制御盤製作も新工場2階に移した。これで大量受注にもスムーズに対応できるようになった。

第二工場竣工
設立40周年

設立40周年

設立40周年を記念し、市内のホテルで記念式典および祝賀会を開催。この年佐藤社長(現会長)が旭日単光章を叙 勲受章された。
また、製造部門に3Dレーザー加工機を導入。これまでの手作業による切り出しや治具による穴加工に比べ作業効率と精度が格段に向上した。

設立40周年
第7回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞受賞

第7回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞受賞

連続式シルクアイスシステム「海氷」が第7回ものづくり日本大賞で最高位の内閣総理大臣賞を受賞。関係者は首相官邸での表彰式に参加した。また国立科学博物館(東京上野)で開催された「ものづくり展」に実機を展示。
同年、「オートシェラー原貝自動投入システム」が第8回ロボット大賞中小企業庁長官賞を受賞。

第7回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞受賞
代表取締役交代

代表取締役交代

創業以来先頭に立ちニッコーを牽引してきた代表取締役 佐藤 厚が会長に、専務取締役 佐藤一雄が代表取締役に就任した。
次代に向かってさらにニッコーの挑戦は続いていく。

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