FOOD PROCESSING

食品加工

製品をもっと美味しく、の想いが生んだ
理想的なスチーマー

超微圧システム応用 スチーマー

逃げる美味しさ

1978 年、蒸気技術の最先端として技術力を評価されたスチーマー装置です。当初はホタテ貝を超微圧の蒸気で蒸す装置でした。
当時、ホタテ加工は干し貝柱が主流で、沸騰したお湯に貝を入れて貝と貝柱を分離していました。
この方式ですとホタテの成分が流出してしまいます。
また、日産 3~5t 程度の処理量で、作業員30~50人もの稼働を要していました。

成分の流出
人員負荷

超微圧システムとは

加熱用の蒸気は通常、ボイラーで発生させます。発生させる蒸気の圧力は工場内で必要とされる最も高い圧力を供給できるよう決められているのが普通です。
一方、用途によってはボイラーで発生したままの高圧蒸気では温度が高すぎる場合があります。
そこで、蒸気を減圧し、必要とされる加熱温度まで温度を下げて使用する。このように、蒸気圧力を変えることにより蒸気温度が変わるのです。

スチーマーの用途と特長

本機は加熱装置として広く普及、コロッケ用ジャガイモ蒸し器、餃子、シュウマイ、ハム、ソーセージ、スイートコーン、カボチャ、冷食関連蒸し装置として納入しています。

加熱時間、加熱温度設定ともに自由に選択

処理時間や温度(〜100℃)を製品に合わせて設定できます。

大幅な省エネを実現

水を温水にする熱量が必要なく、装置からの放熱も微量です。温水システムに較べ大幅な省エネルギーを実現します。
ホタテ用に開発したスチーマーは、処理量が1時間あたり 5~15t と省エネを実現しました。

品質の向上、品質の均一化

機内温度は、蒸気の持つ熱伝導特性により、一定のため、品質の向上、均一化など、効果的な結果をもたらします。

温水不要で排水処理の軽減

温水を必要としないので、水の節減と排水処理の軽減が計れます。また、ウォームアップ時間がわずかなため、ボイラー負荷の軽減と作業ロスを解消します。

衛生的

温水加工の場合、水面の汚れが品質に影響を及ぼしますが、スチーミングシステムの場合、常に新しい蒸気が供給されるため、品質に安心感が持てます。

生産性向上、省力化によるコストダウン実現

数々の特性により、製品の処理時間が短縮され、生産性の増加を実現する事が可能となります。また、エネルギーの節約はもちろん、コストの軽減などのメリットもあります。

ホタテ

かまぼこ

とうもろこし

にんじん

機械仕様

装置仕様は処理量、扱い製品、設置スペースなどにより異なります。

微圧システム応用
スチーマー
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